ワクチンの重要情報

  • 経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」接種予約を10月26日より開始し、10月 30日より接種を開始します。
    尚、既に申し込みが終了している方にかぎりますのでご注意下さい。

  • 緊急連絡
    インフルエンザ注射ワクチン予約受付中止のお知らせ
    インフルエンザ注射ワクチンの予約を受け付け中ですが、予約数が在庫ワクチン数と 同数になりました。
    ところがその後の入荷が再び不安定になっています。
    まことに申し訳ありませんが10月12日より一時的に予約受付を中止させて頂きます。再開の際は 速やかにお知らせ致します。 ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。
    尚、既に予約終了の方は予定通り、接種させて頂きます

  • 経鼻インフルエンザワクチン『フルミスト』の予約は定数に達しましたので終了し ました。  接種は11月頃の予定です。その頃にHPでお知らせします
  • 四種混合ワクチンの4-6歳での再接種をお勧めしています(ふれあい通信No.93をご覧ください)
  • 日本脳炎ワクチンは6ヶ月からの接種をお勧めしています(ふれあい通信No.94をご覧ください)
  • 2016,10からB型肝炎ワクチンが定期化されます(ふれあい通信No.95をご覧ください)
  • 点鼻スプレー型インフルエンザワクチン「フルミスト4価」について
  • B型肝炎ワクチンについて
  • 日本脳炎ワクチンについて
  • ワクチンの同時接種について

 

B型肝炎ワクチンについて

肝炎ってどういう病気?

肝炎はウイルスの感染で起きる病気で、そのウイルスの種類によりA型からE型まで分けられています。
その内主なものはA,B,C型の肝炎で、食物から感染するA型と、様々な経路で感染するB型の肝炎はワクチンで予防できます。
B型とC型の肝炎は、将来肝臓がんになる危険性があり、現在日本の肝臓がんの75%がC型肝炎から、15%がB型肝炎から以降移行しています。
特にB型肝炎は感染力が強く、感染の可能性の高い肝炎ですが、予防接種で抗体を作ることで予防可能です

B型肝炎ってどんな特徴を持っているの?

B型肝炎の感染経路はお母さんからの感染(縦の感染なので垂直感染と言います)、周囲からの感染(横の感染なので水平感染と呼びます。お父さん、きょうだいからも移りま す)。
その他、唾液、血液、などの体液からも感染します。

乳幼児期に感染すると、慢性の感染となり(キャリアと言います)、成人になってから慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんに移行する可能性が大きくなります。

それまでは症状が出ないので、検査をしないと感染しているかどうか分かりません。
成人になってからの感染は一過性の肝炎で終わることが多く、大半はその後抗体を持ち免疫が出来ますが、中には劇症肝炎という重篤な肝炎となり生命の危機となる場合もあります。
このB型急性肝炎は日本では全く減る傾向をしめしていません (※図1参照:青がA型、ピンクがB型)

☆B型肝炎の内容も変わってきています。

ややこしい話ですが、B型肝炎のウイルスにはAからHまでの8種類の遺伝子型があり(つまりB型のCというようなことです)、日本ではCが半分以上でBが10%で、BとCでほとんど占めており、このBとCは急性肝炎の後も慢性化しにくいとされています。
しかし、この10年くらいで欧米に多いA遺伝子のB型肝炎が急増し、都市部ではこのタイプが主流となってきました。
(※図2参照:赤→タイプA、緑→タイプB、青→タイプC)
そして、このAタイプはBやCとは異なり慢性化し、肝臓がんになりやすいのです。
つまり、新生児期、乳児期、青年期のいつ感染しても肝臓がんの危険性は避けられないことになります。
(※図2:赤→タイプA、緑→タイプB、青→タイプC)

☆日本のB型肝炎ワクチンの現状

またまたワクチン後進国日本の話で情けないですが、現在日本では母親がB型肝炎ウイルスを持っている場合のみ赤ちゃんにワクチンが健康保険で接種できますが(母子感染予防)、その他の赤ちゃんには有料であり、接種率は極めて低いのが現状です。
このようにワクチンが限られた範囲に接種されることを"universal vacciation"と呼んでいます(すみません、英語で)。
ところが世界の状況をみていると、WHO(世界保健機構)加盟国193ヶ国のうち177ヶ国が全ての赤ちゃんに接種する"universal vacciation"を行っています。
このuniversal vaccinationを採用している世界のほとんどの国では、B型肝炎そのものとそれによる肝臓がんが姿を消しつつあります。
日本はこれを行っていない残りの16ヶ国の一つなのです。
何とも恥ずかしい限りですし、こどもたちに予防可能な病気にかかる可能性を持たせ続けている数少ない国なのです。

☆感染のリスクは全ての人が持っています。

B型肝炎への感染リスクは、母子感染のみならず誰もが感染する可能性を持っており、日本人はそのリスクが世界でも高い国民です。
このリスクを減らすには、母子の垂直感染のみをワクチン接種の対象とするのではなく、全ての日本人がワクチンを受けて抗体を持つことが大切です。
そのためにはuniversal vaccinationの体制を一日も早く作り上げることが焦眉の課題だと思います。

接種スケジュール

3回接種になります。なるべく早期からの接種がお勧めです。(欧米では新生児に第1回の接種を行っています。)
初回接種後1か月後に2回、それから4-5ヶ月後に3回目の接種になります。親御さんへの接種も行っています。
☆接種料金:1回5000円となります。
※予防接種は全て予約制です。
電話でも受付でも予約が可能です。詳しくタッフにお問合せ下さい。

日本脳炎ワクチンについて

平成7年から平成18年度に生まれたお子さんのなかには、日本脳炎の予防接種を受けていない方がいらっしゃいます。 平成7年6月1日〜平成19年4月1日生まれのお子さんは、20歳までの間、いつでも日本脳炎ワクチンの接種が可能となりました。 母子手帳を確認し、未接種のお子さんについてはワクチン接種が必要です。

日本脳炎ワクチンの標準的な接種スケジュールは、以下の通りとなっています。

第1期接種(計3回
3歳時に2回(1〜4週間の間隔をあける)
2回目の接種より1年後に追加接種1回

第2期接種(1回)
9歳時に1回

※第2期接種は、
9歳以上で、第1期の接種が終了しており、かつ第1期追加接種より1週間以上の間隔をあけて接種することができます。

点鼻スプレー型インフルエンザワクチン「フルミスト4価」について

経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」接種予約を10月26日より開始し、10月 30日より接種を開始します。
尚、既に申し込みが終了している方にかぎりますのでご注意下さい。
(10/24更新)

「フルミスト」ってどんなワクチン?

フルミストは米国で作られ、現在欧米では主流のインフルエンザワクチンです。
注射ワクチンとは異なり、鼻に2回スプレーするタイプでお子さんも成人も受けられます。
現在の注射ワクチンは血液中に抗体を作るため(IgG抗体)、重症化の予防は可能ですが、インフルエンザウイルスの咽頭(のど)からの侵入を阻止することがほとんど出来ません。
フルミストは咽頭に抗体をつくるので(IgA抗体)、ウイルスの侵入を阻止することが可能であり予防効果が強く、同時に血液中にもIgG抗体を作るので万一感染しても重症化も予防出来ます。
接種可能なのは2歳から50歳までの方で、一回接種で終わりますが、2-8歳でどんなインフルエンザワクチンでもはじめての方のみ4週間以上あけて2回接種になります。
弱毒生ワクチンですので、咳や鼻水、胃部不快感などを伴うことがあります。強い卵アレルギー、喘息をお持ちの方、妊婦さんなどは接種の対象外とさせて頂きます。

最重要!!!

「フルミスト」は2013年から「フルミスト4価」になり、より強いワクチンになりました。
現在のインフルエンザワクチンは3価ワクチンで、その内容はA型(新型H1N1、香港型H3N2)、に加えてB型1種類の計3つ=3価です。
実はB型には「ヤマガタ株」と「ヴィクトリア株」の2つのウイルスがありますが、現在のワクチンはその内の一つしか入れることが出来ず、その年にどちらが流行するか「ヤマ勘」的に入れており、うまく当たれば予防出来ますが、外れればB型の大流行になります。
これがB型へのワクチン効果がより低い理由です。
「フルミスト4価」にはB型の「ヤマガタ株」と「ヴィクトリア株」の2つを入れることが可能になり、A型2つ、B型2つの計4つ(=4価)の全てを予防可能とし、世界で最初に米国で認可されたワクチンです。これまでのA型への強い予防効果に加えて、B型にも安定した予防効果を持つことが可能になりました。


接種出来ない方、注意が必要な方

「以下の□の項目に当てはまる方は接種の対象外とさせていただきます。
(○印に当てはまる方はご相談ください)

□2歳未満、50歳以上の方
□今喘鳴がある方
□ギラン・バレー症候群の経験がある方
□糖尿病をお持ちの方
□妊娠中または2歳以下のお子さんに授乳中の女性
□タミフルなどインフルエンザの薬を服用中の方
□白血病またはその疾患の方と同居している

○強い卵アレルギーがある
○抗生剤のゲンタマイシン、ゼラチンアルギニンにアレルギーがある
○2〜17歳でアスピリンかアスピリンを含んだ薬を服用している
○5歳以下の子で、今まで喘鳴の経験がある

ワクチンの同時接種について

ワクチンの同時接種って危険??
ワクチンの同時接種は危険なのでしょうか?

そんなことはありません。ワクチンの同時接種は世界では10年以上問題なく行われ、常識になっています。
米国では2ヶ月の赤ちゃんに5本、8種類のワクチンが同時に接種されます。(※図1参照)
ではなぜ日本ではこれまで同時接種が行われなかったのでしょうか?

(※図1)

日本はワクチン後進国なので接種の種類が少ないことがその理由なのです。

日本は定期(無料)で行われるワクチンは5種類のみですが、欧米では18種類のワクチンが無料です。
つまり、日本は世界でもかなりのワクチン後進国でワクチンの種類が少なく個別接種で間に合っていましたが、欧米では同時接種でないとワクチン接種が進まないのです。
でもその分日本の子ども達は病気が多いことになります。

実は日本でも同時接種はこれまで問題なく行われてきました。

ワクチン同時接種とは、当たり前ですが異なる種類のワクチンを同時に接種することです。
例えば3種混合にはワクチンは3種類含まれており、はしか・風疹には2種類含まれていますが、これは2-3種類のワクチンの同時接種なのです。
このことを考えれば同時接種を問題にすることすら医学的におかしいことが分かります。
1種類しか含まれていないワクチン製剤では同時接種に数回の注射を必要とするだけです。

では何故同時接種が問題になったのでしょう?

今年の3月にワクチンの3日後に一人のお子さんが亡くなったことについて、
宝塚市の市長さんがどこの医療機関にも相談なく「同時接種の中止」を突然言い出したのが混乱の原因です。
このお子さんは厚生労働省の調査でワクチンや同時接種とは関係ないことが分かっています。
米国ではFDA(食品医薬品局)とCDC(防疫センター)が「日本で起きたことについては何の心配もない」とすぐに声明を出しています。

以上のように、同時接種は世界中で問題なく行われています。 どうぞ安心して接種を受けてください。